『道化か毒か錬金術』書影

さて11月1日発売『道化か毒か錬金術』の紹介です。表紙画像はこちら! イカしてるね。最高だね。イケてるね。ってなわけで、軽妙、洒脱、そして馬鹿という雰囲気を軸に、アクションとギャグ寄りのコメディ、パスティーシュ、なにより自由さを目指したエンタ…

『道化か毒か錬金術』への道。その五(いちばんうしろの大魔王編)

『いちばんうしろの大魔王』は、「展開がいきなりすぎないか」「最後に前衛小説になるのは……」という非難もありましたが、どちらかといえば当初の予定通りであり、「少年漫画は最後は概念と戦う」という私の半ば冗談ともいえる見解を実現したものです。そも…

『道化か毒か錬金術』への道。その四(休養と自覚編)

そんなわけで休養となったわけですが、休養と前後して『十六夜聖域』『戦国コレクション』の仕事をしております。 『十六夜聖域』については「一ヶ月以内に続きを書けば増刷」というところを私が拒否する結果となってしまいました。この件については皆様にも…

『道化か毒か錬金術』への道。その三(大パニック編)

診断が異常なしだったので、ただの疲れと判断し、まぁ執筆ペースを落とせばなんとかなるだろう。アニメ後に休暇を……と思っていたところ、休んだとたんに問題が発生します。パニック障害の発症です。 もともと腹を下すタイプでしたが、電車でその頻度が上がり…

『道化か毒か錬金術』への道。その二(病状悪化編)

前回は『いちばんうしろの大魔王』を執筆しはじめたところまででした。時代の要請をテキトーに受け止めつつ、少年漫画っぽい売れるものを、という縛りで企画しました。今だから語れる裏話という意味では、“将来魔王になると予言される”というネタは今も昔も…

『道化か毒か錬金術』への道。その一(新刊よろしく編)

11月1日に水城正太郎としての新作『道化か毒か錬金術』が出ます!http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/bunkoblog/?p=31725 ってことなんですが、実はこれ、商業としては久しぶりの作品になります。その理由は「病気になっていたから!」なんです。闘病記がてら…

『Seasons/十二季節の魔法使い』をプレイ

『Seasons/十二季節の魔法使い』をプレイしましたよ! これはプレイヤーが魔法使いになり、ダイスで手に入る魔法エレメントと魔法カードを駆使して金(クリスタルと呼ばれるもの)を集めていく! というゲーム。すでに名作として名高く、オンラインでも無料…

T.I.M.E ストーリーズをプレイ

いやー、今回は『T.I.M.E ストーリーズ』のスタートセットをプレイしたのですが、記事については書き方を迷っています。個人的に、というか、いつもプレイしている仲間全体で意見が一致していまして……。 「我々には合わない」 つまり、まぁ、自信を持ってオ…

その他ボードゲームの2

『タイムボム』 手軽にプレイできる正体隠匿系(人狼みたいなの)ゲーム。タイトルに「タイム」が入っているのは時限爆弾と時空警察の両方の意味があるのだけど、なんで時空警察かは謎。というかこの新版ではイラスト326(ミツルと読むアレ)のため、フレー…

その他ボードゲームの1

サクッと重くないボードゲームをいくつかプレイした話など。 『ラブレター』 まずは『ラブレター』。言わずとしれた名作。最低限のカードで面白さを生み出しているのがすごいところ。やりこみ要素はないものの、カード当ての快感が気軽に味わえます。 これし…

テラフォーミング・マーズをプレイしました!

プレイしましたよ噂の『テラフォーミング・マーズ』! いやー、素晴らしいゲームで、すっかり次のプレイをしたくなっております。噂では『テラフォーミング・マーズ』のみをグルグル回しているサークルも存在するらしく、「まだ十一回しかプレイしていないの…

『ブリタニア』をプレイ

こちらマップです。 今回プレイしたのは『ブリタニア』。別版も出ているようですが元祖のアバロンヒル版です1986年のゲーム。ずいぶん昔の制作なのですが、意外に古さは感じませんでした。 タイトルとマップからわかるように、ブリテン島が舞台。ローマの侵…

移行しました。

はてなダイアリーの方はサービスがなくなるということで、早めに移行しました。こんごともよろしく……。

 間が空くのもなんなので、さくっとエッセイ的に。

個人的に昨今の困りごとは「わかってしまう」ことなのだと思っていて、それはどういうことかというと、例えば『どうぶつしょうぎ』というゲームがあるわけですが、これをプレイするより前に「完全解があるよ!」という情報に行き当たってしまう、というよう…

 『センチュリー:イースタンワンダーズ』をプレイしましたよ!

センチュリー:イースタンワンダーズ 完全日本語版出版社/メーカー: アークライト発売日: 2018/07/19メディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログ (1件) を見る これは大航海時代のスパイス交易をテーマにしたゲーム! とはいえ、それはフレイバーであっ…

 『可愛げ資本』などとぶち上げましたが、それは、なんとなくの造語。ですから、その言葉の説明に入る前に、前回書いた状況をさらに追認してみることが必要でしょう。

我々(おそらくはネット上の発表を営業としている全員)は、もはや、なんであれ「何かあったときに守ってくれる集団」に所属することはできないだろう、と私は考えています。もちろん家族や友人がおり、彼らの愛を疑ってはいない方も多いでしょうが、もし炎…

 最近「ギョーカイ」の存在が怪しくなってきています。

いや、そもそも「ギョーカイ」ってここでは何を指しているんだ? って話になりますが、私の関心があるところですから「出版業界」「アナログ&デジタルゲーム業界」ということになります。 私は割と昔の人間なので、若い頃はそれらの「ギョーカイ」があると…

 麻雀の話の続きです。

前回は、麻雀をボードゲームとして見ると欠陥だらけだし、現行のルールで勝つならデジタル打ちしかないのでは? というところまででした。 デジタル打ちが正しい、まではいいのですが、それだけでは麻雀の魅力がわかりません。「トップとの点数差」「上がり…

 麻雀をボードゲームとして見てみましょう。

これまで麻雀は様々な人々に語り尽くされているゲームではありますが、ボードゲームが普及した今になって、改めて根幹を問い直すと、当たり前過ぎて見落とされてきた部分に光が当たるものと思います。無粋であることは承知しています。というか、考えていく…

 ここでボドゲ話がようやく。

『Scythe 大鎌戦役』をプレイしました! すでに重ゲーム(でかい、プレイ時間が長い、等の意味)として有名ですが、名作の呼び声高く、熱心なファンも多数というイカした作品です。 人間との比率がわかる写真でそのサイズをご実感ください。 ゲーム内容は現…

 かなり話題が飛びまくるブログですが、まぁそれはそれ。今回はみんな大好きな夏の定番、心霊番組の話です。

最近ではこの手の番組はYouTubeの素材や、DVDで販売されている心霊映像をそのままランキング形式で流したりするものになっていますが、かつてはそれは奇っ怪な心霊番組があったものでした。映像倫理の進歩により無くなってしまったもののひとつですね。 記憶…

 『D&D』第五版は現在展開中なわけですが、本作はファンタジーRPGの基本にして最新型となっています。

好感度高いところはまず「呪文、および特殊能力がカード化可能なほどシステマチックに!」という部分ですね。キャラクタークラスに付属している特殊能力はレベルで開放、とコンピューターRPGチックで、レベルごとにどれくらいの強さの特殊能力を付与するべき…

 ファンタジーRPGの始祖、『D&D』の話をしております。

『AD&D』の煩雑になったルールは、第二版で再びある程度シンプルにまとめられます。シンプル……とは言ったものの、オフィシャルで各クラスのサブクラスだけをまとめた本が一冊ごとに発売されたりしましたので、全体ボリュームは増えているのですが。 『AD&D』…

 ゲームの話を満を持して。

日本ではけっこう新作と扱ってよいTRPG『D&D第五版』! プレイヤーズ・ハンドブック、ダンジョン・マスターズ・ガイド、モンスター・マニュアル、の三冊を購入すればすぐに遊べます! って、簡単に言いましたが、お値段もなかなかに敷居が高く、面白いのはわ…

 オウムが犯罪行為をしていたことが明白となってから、当然ながら「オウムを笑う」姿勢は表向きはなくなりました。もちろん疑惑の段階ではまだテレビに出続けていたことと、「危険なものとして笑う」姿勢は私の知る限りでかえって強くなったことは併記しておきます。

一方「オウムを生真面目な宗教として社会に位置づける」視座は当然なくなりましたが、「なぜ騙されたのか分析する」論へと転化したように思います。現在でもオウムを持ち上げた文化人が総括していないと話題になりますが、そのような糾弾や、指摘された側か…

 オウム真理教、麻原彰晃と実行犯死刑囚らの死刑が行われました。ゲームや小説ばかりやってきた私がそれについて何を語ることがあるんだよ、という感じでしょうが、オカルト趣味がオウム拡張にもたらした影響や、事件後もたらされた影響については触れておく必要があるかとは思います。

当時、オカルト雑誌で有名なものは二紙、『ムー』と『トワイライトゾーン』でした。『ムー』は現在も続いていますが、『トワイライトゾーン』は廃刊していますね。 現在、オウム真理教を持ち上げたのは『ムー』誌と語られる事が多いですが、紙面を多く割いて…

 さて、前回の話をまとめるとこうなります。

格ゲーは人間の反応速度に限界があるから成立している 反応に限界があるからプレイヤーは行動をモジュール化している 最速で行動できるならゲーム性はじゃんけんになってしまう 以上のことから「もしかしたら自由度のないゲームなのではないか?」そして「そ…

 さて、格ゲーの本質とは……! です。いやぁ大きく出たもんで、ちょいと怖くなってきました。まずはこれは師匠であるねぎ先生こと根岸和哉さんの考えでなく、彼が言語化していなかったが自然なプレイができていることに驚いた私が「自分が言語化しなければ!」と勝手に決意したのだとお断りしておきます。なお主に2D格ゲーの話になります。

さて、格ゲーといえばフレームです。詳細な説明はすでに複数の分析がありますので、ご存知でない方はそちらを御覧ください。 詳細な解説がある攻略サイト様 http://milatrinity.com/?cat=81 ざっとだけおさらいすれば「60分の1秒ごとに画面が切り替わり、そ…

 そういえば、休んでいる二年から三年くらいの間、ゲームばっかりやってたのを忘れてました。

ゲームといってもボードゲームが多く、コンシューマーRPGやらソシャゲーやらはそんなに熱心じゃなかったわけですが。 んで、だんだん見えてくるものもあったわけです。これからはそのへんを書いていこうかと。気合い入れてブログタイトルも変えましたし。 真…

覚えていないこともある

この二年くらいしていたこと。 ・小説投稿サイトで遊んでいた ・だらだらしていた ・釣りをしていた あたりなんですわ。仕事はおいおい公開できるものも出てくるかと思います。