『禍話n』がすごい!

禍話n書影 いやぁ、怖い。ホラー本の紹介の出だしとしてはベタすぎない? という声が聞こえてくる気がしますが、個人的にじんわりと怖い感覚があったのですよ。それについては最後に書くとして、まずはデータ的なところから。 『禍話』はインターネットラジ…

仕事はじめですよー

あけましておめでとうございます。今年もよろしく! よろしくとは言ったものの、よろしくしていただけるためのネタが少ないので、なにか活動の領域を広げなくてはいかんなと、この年齢になって思っております。しかしやることは「求む救世主!」というだけの…

2024年総括

毎年、この時期には今年の総括をして締めくくっているのですが、数年前からの問題であると個人的に感じている現象がいよいよ前景化してきてしまい、そこから逃げる選択をしなくてはならない事態となってきたことに困惑しています。 政治への陰謀論の浸透 驚…

小説『たとえ軽トラが突っ込んでも僕たちは恋をやめない』を買おう!

素敵な表紙 ご恵投くださいました加藤よしき先生の『たとえ軽トラが突っ込んでも僕たちは恋をやめない』拝読いたしました! 加藤よしき先生はXでのご活躍をワクワクしながら拝見させていただいいてた映画ライターであり、怪談の聞き手であり、タフのマネモブ…

小説『重力の雨滴に震える猫』更新

先日に事前解説を書きました『重力の雨滴に震える猫』更新しました。 ふたつのサイトで更新中。毎月末の更新を目指しています。末永くよろしくお願いいたします。 kakuyomu.jp novelup.plus

小説『重力の雨滴に震える猫』事前解説

昨今の小説に解説が必要なのは先日に書いた通りですが、ここでは恥ずかしい行為と知りながら自作の執筆意図を書いておこうと思います。少々挑戦的な作品となりますので、面白くお読みいただくための一助となればと思います。 ルール違反、したいよね 本作は…

新作長編の開始告知と小説世界の現状

怪談師の方に先ごろの記事が届いたことで多くの怪談ファンにお読みいただけたようで緊張しています。危機感は怪談師の方々にもあるとのことでしたので、私はファンとしては休止という扱いとし、これからを楽しみに待つこととなりました。とはいえチョコチョ…

怪談界隈の終わり

怪談界隈、そろそろやばいかも と書いたのは一年とちょっと前のことですが、いよいよファンとしての自分も離れるときがきてしまったようです。去年書いたように話芸としての実話怪談はまだ非常に可能性もあるし面白いのですが、イベントとYouTubeを中心とし…

初冬の近況報告

今月末より月刊で更新開始しようとしていた小説ですが、PC故障により来月末からとさせていただきます。いや、さすがに来月末まで戻らないということはないだろう……。 最近は魚が釣れない、眼病が治らない、その他の言えない不幸などが重なっており、もにょー…

秋の近況報告

近況の報告です。 今年頭から左目が眼病になってしまい、視力に問題なく回復傾向ではあるものの現在でも視界が左右でズレている状態です。日常生活に問題なく、病院でも「このまま治療しない人もけっこういる」とのこと。実際、さして不自由は感じていないの…

まくるめ著『その怪異はまだ読まれていません』発売前レビュー!

素晴らしいデザインの書影 まくるめさんよりご恵贈いただいた『その怪異はまだ読まれていません』を読了したのでご紹介させていただきます! さて、小説の感想で面白い作品を褒めるとき「面白くて一気に読了してしまった」とか「仕掛けがあって読んですぐに…

『現代小説の解剖』をアップしました

「小説の書き方」としても読める私的小説論、『現代小説の解剖』をアップしました。 novelup.plus 全四章で、主に現代ネット小説を生み出す土壌となったメディアを分類し、さらに一般小説の源流についてもざっと見ていくという構成になっています。これから…

発売前の『AQUA』をプレイ!

これがパッケージ ホビージャパン社様にて新作をプレイする機会に恵まれましたよ! 『AQUA』でございます! 2月発売のゲームです。せっかくですので、感想を書いて販促に繋げようかと。 日本人なら誰もがラッセンと言ってしまうらしく、箱絵を見た瞬間に「ラ…

あけましておめでとうございます

今年もよろしく。 小説的には見にまわるか書いていくか決めかねている状況。お仕事依頼があれば気軽に動けますので連絡するなら今! というわけで重ねてよろしく。

2023年総括

例年のように本年の総括をしていこうかと思います。 世間的には…… 公的には先の日記に書いた通り、前年の問題が強化されてしまう一年となったようです。陰謀論者は政権に影響を与え、未熟で貧困な世界観を持つものが侵略や独裁を肯定するという傾向が世界的…

『グレートスプリット:華麗なる分配』をプレイ!

さて、今作は不思議なプレイフィールで大型作品に匹敵する満足感を短時間で得られてしまうお得でお洒落なゲーム。『グレートスプリット:華麗なる分配』の紹介。 かなり素敵なパッケージ 大型の箱で一見するとビッグゲームなのだけれど、実のところやること…

『CAT IN THE BOX』をプレイ!

久方ぶりのボードゲーム関連更新です。今回は『CAT IN THE BOX』をプレイしました。 トリックテイキングの傑作! これはいわゆるトリックテイキングと呼ばれる種類のカードゲームです。一般的にはWindowsに入っていたゲーム『ハーツ』を想像してもらえれば良…

都市伝説という社会問題

都市伝説という社会問題 近年になって浮上してきた問題にいわゆるデマというものがあります。正確にはもっと以前から存在したわけですが、デマの流れるルートにSNSやYou Tube等が加わったことで可視化される率が高まったということなのでしょう。 これらのデ…

怪談界隈、そろそろやばいかなー

以前からオカルトの話題にはちょくちょく触れていて、自分でも実話怪談ライトノベルを書いたことがある身であることは大前提としまして、私、もちろん黎明期より怪談を楽しんでまいりました。あなたの知らない世界にはじまり、稲川淳二のライブ、サイキック…

見よう! 映画『札束と温泉』

またも久方ぶりの更新になってしまいました。今年の前半も終わろうとしていますが、自分は公開できない小説をひたすら書き、釣り(詐欺等ではないほう)をし続けるという健康な生活をしていました。マスに加えてバスをやると釣行が増えますね。 さて、今回は…

2022年振り返り

またも久々の更新となってしまいました。例年のように本年の総括となっております。 今年は公私共にいろいろあり壮絶にしてターニングポイントとなるような一年でした。公的にはもちろんロシアによるウクライナ侵攻があり、私的には『異界心理士の正気度と意…

ある意味オススメできないボードゲーム版『エルリック』

実に久々のボードゲームプレイ記録です。不特定多数によるコンベンションでなく、完全な個人として集合してのプレイとなっております。早いところこの状況が収まって欲しいものです。 日本語版は天野喜孝先生の美麗パッケージ 個人が持ってきたゲームってこ…

『異界心理士の正気度と意見―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』単行本本日発売!

文ノ梛先生による当日イラスト! 『異界心理士の正気度と意見―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』一巻、本日発売となりました! 森瀬繚先生による豪華神話解説、作品解説、新規イラスト、私の新作短編、TRPGにも役立つ異界となった鎌倉ハザードマップは単…

『異界心理士の正気度と意見―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』コミカライズ連載開始

先だっての予告通り『異界心理士の正気度と意見―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』コミカライズが連載開始となりました。 大船観音をバックに大船駅コンコースに立つ純ちゃん! firecross.jp 特設ページも御覧ください! firecross.jp 本格和製クトゥルフ…

『異界心理士の正気度と意見―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』コミカライズ

『異界心理士の正気度と意見―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』コミカライズががコミックファイア様にて7月15日より連載されます! 描くのは『旅とごはんと終末世界』の文ノ梛先生! 「江ノ島にクトゥルフが上陸した日本で狂気汚染に挑む人々は……」という…

新作『邪宗狩り』

カクヨムに新作『邪宗狩り』を公開しました。 kakuyomu.jp ジャンルは「ホラー」「宗教」「奇書」などとなっております。本ブログでオカルト関係の記事をお読みくださっている方にはすんなり入っていけるものと思っております。とはいえ自分でもわけのわから…

ふたたび日本のQアノンについて(後編)

ここでは日本のQアノンである『QArmyJapanFlynn』メンバーのブログを紹介します。晒す目的ではないため、直接のリンクでなく引用で提示させていただきます。画像もそのまま掲示しますが、そもそもが著作権違反の画像であるため、該当ブログの方の許可は不要…

ふたたび日本のQアノンについて(前編)

以前、日本のQアノンとして『QArmyJapanFlynn』を紹介しました。あれから一年以上過ぎ、その後の状況も変化しましたので、少し触れてみたいと思います。ただ個人的な意見も多々入り込んでしまうでしょうし、Qアノンについては他のウォッチャーや研究者の方々…

戦争と人文知

ロシアによるウクライナ侵攻はますます激化し、世界の反応もそれに従って苛烈なものになってきています。平和を願うのは当然として、(当事者も世界も)最悪の結果を避けるために戦うのもやむなし、というのが現状でしょう。たとえ戦争が終わっても、その処…

多数派に旗印を持つ必要なし

日本時間で言えば本日の昼、ウクライナにロシアが侵攻(この言葉の選び方にもいろいろあるのですが)しました。先日の記述ではある程度濁していましたが、明確にプロパガンダに属する情報も出てくることでしょう。 本物の陰謀がより身近に この日本にあって…