『現代小説の解剖』をアップしました

「小説の書き方」としても読める私的小説論、『現代小説の解剖』をアップしました。 novelup.plus 全四章で、主に現代ネット小説を生み出す土壌となったメディアを分類し、さらに一般小説の源流についてもざっと見ていくという構成になっています。これから…

発売前の『AQUA』をプレイ!

これがパッケージ ホビージャパン社様にて新作をプレイする機会に恵まれましたよ! 『AQUA』でございます! 2月発売のゲームです。せっかくですので、感想を書いて販促に繋げようかと。 日本人なら誰もがラッセンと言ってしまうらしく、箱絵を見た瞬間に「ラ…

あけましておめでとうございます

今年もよろしく。 小説的には見にまわるか書いていくか決めかねている状況。お仕事依頼があれば気軽に動けますので連絡するなら今! というわけで重ねてよろしく。

2023年総括

例年のように本年の総括をしていこうかと思います。 世間的には…… 公的には先の日記に書いた通り、前年の問題が強化されてしまう一年となったようです。陰謀論者は政権に影響を与え、未熟で貧困な世界観を持つものが侵略や独裁を肯定するという傾向が世界的…

『グレートスプリット:華麗なる分配』をプレイ!

さて、今作は不思議なプレイフィールで大型作品に匹敵する満足感を短時間で得られてしまうお得でお洒落なゲーム。『グレートスプリット:華麗なる分配』の紹介。 かなり素敵なパッケージ 大型の箱で一見するとビッグゲームなのだけれど、実のところやること…

『CAT IN THE BOX』をプレイ!

久方ぶりのボードゲーム関連更新です。今回は『CAT IN THE BOX』をプレイしました。 トリックテイキングの傑作! これはいわゆるトリックテイキングと呼ばれる種類のカードゲームです。一般的にはWindowsに入っていたゲーム『ハーツ』を想像してもらえれば良…

都市伝説という社会問題

都市伝説という社会問題 近年になって浮上してきた問題にいわゆるデマというものがあります。正確にはもっと以前から存在したわけですが、デマの流れるルートにSNSやYou Tube等が加わったことで可視化される率が高まったということなのでしょう。 これらのデ…

怪談界隈、そろそろやばいかなー

以前からオカルトの話題にはちょくちょく触れていて、自分でも実話怪談ライトノベルを書いたことがある身であることは大前提としまして、私、もちろん黎明期より怪談を楽しんでまいりました。あなたの知らない世界にはじまり、稲川淳二のライブ、サイキック…

見よう! 映画『札束と温泉』

またも久方ぶりの更新になってしまいました。今年の前半も終わろうとしていますが、自分は公開できない小説をひたすら書き、釣り(詐欺等ではないほう)をし続けるという健康な生活をしていました。マスに加えてバスをやると釣行が増えますね。 さて、今回は…

2022年振り返り

またも久々の更新となってしまいました。例年のように本年の総括となっております。 今年は公私共にいろいろあり壮絶にしてターニングポイントとなるような一年でした。公的にはもちろんロシアによるウクライナ侵攻があり、私的には『異界心理士の正気度と意…

ある意味オススメできないボードゲーム版『エルリック』

実に久々のボードゲームプレイ記録です。不特定多数によるコンベンションでなく、完全な個人として集合してのプレイとなっております。早いところこの状況が収まって欲しいものです。 日本語版は天野喜孝先生の美麗パッケージ 個人が持ってきたゲームってこ…

『異界心理士の正気度と意見―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』単行本本日発売!

文ノ梛先生による当日イラスト! 『異界心理士の正気度と意見―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』一巻、本日発売となりました! 森瀬繚先生による豪華神話解説、作品解説、新規イラスト、私の新作短編、TRPGにも役立つ異界となった鎌倉ハザードマップは単…

『異界心理士の正気度と意見―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』コミカライズ連載開始

先だっての予告通り『異界心理士の正気度と意見―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』コミカライズが連載開始となりました。 大船観音をバックに大船駅コンコースに立つ純ちゃん! firecross.jp 特設ページも御覧ください! firecross.jp 本格和製クトゥルフ…

『異界心理士の正気度と意見―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』コミカライズ

『異界心理士の正気度と意見―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』コミカライズががコミックファイア様にて7月15日より連載されます! 描くのは『旅とごはんと終末世界』の文ノ梛先生! 「江ノ島にクトゥルフが上陸した日本で狂気汚染に挑む人々は……」という…

新作『邪宗狩り』

カクヨムに新作『邪宗狩り』を公開しました。 kakuyomu.jp ジャンルは「ホラー」「宗教」「奇書」などとなっております。本ブログでオカルト関係の記事をお読みくださっている方にはすんなり入っていけるものと思っております。とはいえ自分でもわけのわから…

ふたたび日本のQアノンについて(後編)

ここでは日本のQアノンである『QArmyJapanFlynn』メンバーのブログを紹介します。晒す目的ではないため、直接のリンクでなく引用で提示させていただきます。画像もそのまま掲示しますが、そもそもが著作権違反の画像であるため、該当ブログの方の許可は不要…

ふたたび日本のQアノンについて(前編)

以前、日本のQアノンとして『QArmyJapanFlynn』を紹介しました。あれから一年以上過ぎ、その後の状況も変化しましたので、少し触れてみたいと思います。ただ個人的な意見も多々入り込んでしまうでしょうし、Qアノンについては他のウォッチャーや研究者の方々…

戦争と人文知

ロシアによるウクライナ侵攻はますます激化し、世界の反応もそれに従って苛烈なものになってきています。平和を願うのは当然として、(当事者も世界も)最悪の結果を避けるために戦うのもやむなし、というのが現状でしょう。たとえ戦争が終わっても、その処…

多数派に旗印を持つ必要なし

日本時間で言えば本日の昼、ウクライナにロシアが侵攻(この言葉の選び方にもいろいろあるのですが)しました。先日の記述ではある程度濁していましたが、明確にプロパガンダに属する情報も出てくることでしょう。 本物の陰謀がより身近に この日本にあって…

陰謀論で世界を見る

年が明けて一ヶ月以上が経過し、昨年末に行った予想がオープンレター問題として現実になったばかりか現状ではすでに飽きられている、という時代の早さに戸惑う日々を送っています。 世界を見てみればウクライナにロシアが攻め込むかどうかという状況になって…

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 波乱の予感のある今年、皆で乗り切ってまいりましょう。 個人的には紳士としての振る舞いを身につけることを遠大な目標として掲げたいと思っております(紳士の定義=紳士が絶対にしない…

来年の予想と炎上忌避の空気

今年の業界動向 先の日記でも少しだけ書きましたが、昨今ではポリコレやフェミニズムを軸とした表現規制論が盛んになっています。パワハラの告発にも代表される権力勾配の暴力性についても周知されることとなってきました。それらがもたらすキャンセルカルチ…

久々の近況と今年の総括

日記の間が空いてしまいました。空白期間前半はコロナで外出していなかったため書くべきこともなく、後半はひたすらに小説を読み、書くことに集中しておりました。成果物について公開の予定がないのが残念ですが、修行と位置づけておりましたので今年は大き…

新刊『異界心理士の正気度と意見 ―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』

今回は新刊の案内です! 四月一日に『異界心理士の正気度と意見 ―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』が発売となります! 見本誌の表紙です! あえて公開されている宣伝文と違う紹介をするならば、「本格クトゥルフ怪異譚にして、恐怖と爽快さとブラック・…

『いちばんうしろの大魔王』について質問をもらいました

今回は自慢をさせていただきたく。昨今、自分でも怪しいと思っているのですが、私、小説家をしております。しかもキャリアは長め。そうなると過去作も積み重なっていくわけですが、娯楽小説など古いものはバンバン忘れられることが多い昨今、それらが振り返…

Jアノンの現在地

現在進行形の陰謀論として「日本におけるトランプ支持者たちが噂話をどうとらえたか」を追うことからはじまった一連の日記ですが、Qアノンの日本版、Jアノンと呼ばれる現象の現在地を記してひとまず終了しようかと思います。 なお本文は個人や団体、陰謀論そ…

巨大宗教としての現代スピリチュアルと宇宙人

『Dimitri Osmosovich』日本語表記だと『ディミトリ・オスモソヴィッチ』で検索するとわかるのですが、この自称ロシア連邦保安局のエージェントは、「プーチン政権がアヌンナキと軍事的に戦い続けている」という主旨の主張を続けています。もちろん荒唐無稽…

叶えられた陰謀論

米国の状況のせいで陰謀論もにわかに注目を集めるようになってきました。しかし、流布している噂や陰謀論者の主張を頭ごなしに嘘と決めつける論調も多く、それが社会の分断を招くことにもなっています。陰謀論で難しいのは事実とデマを見分けることです。そ…

陰謀論に陥らないために

はじめに 陰謀論の記事を書いていて思ったのは、やはり陰謀論者への嘲笑が多いということでした。必要なのは誰かが陰謀論に陥ってしまう前に踏みとどまる手助けをすることであり、自身も陰謀論に染まらないように生活するということです。「自分は絶対に陰謀…

陰謀論の記録

本記述の概要 これはトランプ支持者たちがTwitterで流したTweetを時系列で抜書し、陰謀論が拡散する様子を記憶しておくために書かれました。 そこから導き出される結論としては、陰謀論に特有のワードと展開について知っておき、それに警戒すべきではないか…