ライトノベル業界

小説サイト乱立時代とこれから

小説投稿のサイトが増え、世間(というか主に運営側)で叫ばれることは「死にかけた出版業界の再生を」や「異世界転生ばかりではない小説の多様性を」等なのですが、それに全面的に賛成している人は少数であろうことは市場が証明しています。たとえ「ユーザ…

好きなことを選んでいるのに孤立してしまうこと

久しぶりの更新になってしまったのは、小説を書いていたからで、まぁ本業といえば本業なのですが、合間にまた文章を書いているのは、不思議な感覚があります。 それはそれとして、ネット配信の興行収入が映画館を抜いたそうで、隔世の感があります。劇場で見…

小説の読み そのさん

小説が読めたからといって何になるのか? ある程度読める人間に聞けば「それは趣味に過ぎない」という結論が驚くほど速く出てくることでしょう。実際、ここで紹介した小説の読みは、小説が構築する世界を鑑賞するというものですから、それができようとできま…

小説の読み そのに

前回からの続きになります。“教訓読み”ができた上で到達する次の段階の読み方、という話です。 実は、人間は日常会話や、メール等での文章コミュニケーションにおいて、ある程度までなら状況を優先して話を読み取っています。そこにかなりの違和感がない限り…

小説の読み そのいち

先だっての日記が少しヒット数が多かったので、気を良くして続きでも書くかと思い立ったものの、前回の話はいわば終着点みたいなものであり、そこから先はこれからずっと考えていかねばならないことだったと気づいた次第です。 そんなわけで、それより前段階…

小説を読むこと

news.denfaminicogamer.jp 多少突飛な話であるものの、思いついたので軽く書いておくかと思いたちました。 というのも上記記事を読んで、「これが本来の小説の読み方ではないか?」と思ったからなんですよ、これが。 一発で「そうか!」とは理解されないでし…

新年のご挨拶。そして、十分も経たずに分かる水城正太郎

あけましておめでとうございます。本年もよろしく。 特に何事もなく過ごしてしまった旧年、今年の抱負は少し情報発信をできるようにならないといかんよね、というところにしようかと思っております。 ある程度は人間というか人格がコンテンツ化しないと生き…

年末のご挨拶

歳の瀬がやってきた! というと“歳の瀬”という力士でもいるのかと思ってしまう方も多いと思いますが、なんにせよ年末なので、今年を総括しつつ昨今の考えでも記していこうかと思います。 本業である小説の方は、復活こそしたものの、いまだ世間への接続感が…

情報勾配を利用したビジネスモデルと創作の関係

情報勾配を利用して稼ぐビジネスモデルというのがあります。人々の間にどうしても存在してしまう情報リテラシーの差を悪用し、情報が足りない人を騙して金を吸い上げるモデルのことです。具体的には情報商材やセミナー商法、水素水などの疑似科学商品、やや…

宣伝についての悩み

とはいえ買ってください このように宣伝をしていて困るのは、自分が購入する側になったとき何を判断基準にしているかよく知っているため、「とにかく目につくために広告回数が多くなくてはいけない」とか「作家は書店員に積極的に話しかけていったほうがいい…

『道化か毒か錬金術』への道。その五(いちばんうしろの大魔王編)

『いちばんうしろの大魔王』は、「展開がいきなりすぎないか」「最後に前衛小説になるのは……」という非難もありましたが、どちらかといえば当初の予定通りであり、「少年漫画は最後は概念と戦う」という私の半ば冗談ともいえる見解を実現したものです。そも…

『道化か毒か錬金術』への道。その四(休養と自覚編)

そんなわけで休養となったわけですが、休養と前後して『十六夜聖域』『戦国コレクション』の仕事をしております。 『十六夜聖域』については「一ヶ月以内に続きを書けば増刷」というところを私が拒否する結果となってしまいました。この件については皆様にも…

『道化か毒か錬金術』への道。その三(大パニック編)

診断が異常なしだったので、ただの疲れと判断し、まぁ執筆ペースを落とせばなんとかなるだろう。アニメ後に休暇を……と思っていたところ、休んだとたんに問題が発生します。パニック障害の発症です。 もともと腹を下すタイプでしたが、電車でその頻度が上がり…

『道化か毒か錬金術』への道。その二(病状悪化編)

前回は『いちばんうしろの大魔王』を執筆しはじめたところまででした。時代の要請をテキトーに受け止めつつ、少年漫画っぽい売れるものを、という縛りで企画しました。今だから語れる裏話という意味では、“将来魔王になると予言される”というネタは今も昔も…

『道化か毒か錬金術』への道。その一(新刊よろしく編)

11月1日に水城正太郎としての新作『道化か毒か錬金術』が出ます!http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/bunkoblog/?p=31725 ってことなんですが、実はこれ、商業としては久しぶりの作品になります。その理由は「病気になっていたから!」なんです。闘病記がてら…

 間が空くのもなんなので、さくっとエッセイ的に。

個人的に昨今の困りごとは「わかってしまう」ことなのだと思っていて、それはどういうことかというと、例えば『どうぶつしょうぎ』というゲームがあるわけですが、これをプレイするより前に「完全解があるよ!」という情報に行き当たってしまう、というよう…

 『可愛げ資本』などとぶち上げましたが、それは、なんとなくの造語。ですから、その言葉の説明に入る前に、前回書いた状況をさらに追認してみることが必要でしょう。

我々(おそらくはネット上の発表を営業としている全員)は、もはや、なんであれ「何かあったときに守ってくれる集団」に所属することはできないだろう、と私は考えています。もちろん家族や友人がおり、彼らの愛を疑ってはいない方も多いでしょうが、もし炎…

 最近「ギョーカイ」の存在が怪しくなってきています。

いや、そもそも「ギョーカイ」ってここでは何を指しているんだ? って話になりますが、私の関心があるところですから「出版業界」「アナログ&デジタルゲーム業界」ということになります。 私は割と昔の人間なので、若い頃はそれらの「ギョーカイ」があると…