『チケット・トゥ・ライド拡張:日本マップ』をプレイ

 『チケット・トゥ・ライド拡張:日本マップ』をプレイしましたよ!

チケット・トゥ・ライド拡張:日本/イタリアマップ 多言語版

チケット・トゥ・ライド拡張:日本/イタリアマップ 多言語版

  • 発売日: 2020/02/28
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 しかし、すごい箱絵です。昭和感を出しつつ、新幹線は新しいという。

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日本は細長いと嫌でもしらされる。

 本作は『チケット・トゥ・ライド』の拡張版ということで、本家ゲームがないと遊べませんが、日本人なら拡張ごと買うべきだろう、というわけで、これから買おうと考えている人向けに、プレイした感触を書いていきます。

 鉄道線路を敷いていき、課題カードに書いてある路線を成立させれば点数になるというシンプルなシステムなのですが、悩ましくも面白いのが課題カードを後から引いてもいいこと。ある程度線路を敷いてから、「すでにある路線を引きますよーに!」と祈りながら課題カードを引く光景がそこかしこで見られます。

 とはいえ、運ゲーなのもそこまで。一度敷いた路線に他人が乗り入れることは不可能なため、短時間でローカル線を抑えて都市間を迂回路で繋ぐか、逆に長い路線を敷いた方が良いのかはプレイヤー間の駆け引き。どの都市、どの路線を狙っているのかを集めているカードの色で見分ける必要があります。

 と、ここまでは基本セットでも同じ。この日本拡張で特徴的なのは、新幹線があること!

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新幹線だけ色分けがされているミニチュア。

 新幹線は「都市間の接続をチェックするとき誰でも自分の路線として使っていい」という夢の路線。新幹線を敷くと、もちろん他人に利することになってしまうのですが、通常の得点とは別に「新幹線貢献ポイント」に相当する別枠の点数があり、しかも、それは順位点。なんと貢献度が下位だと総合点数がマイナスになるのです! 在来線と新幹線の作成バランスを他のプレイヤーの動きに応じて変えなければいけません。これが実に基本システムと違う面白さを生み出しています。

 さらに基本システムと異なるのは、ゲーム終了の早さ。かなり短期間であっという間にゲームが終了します。基本となるのんびり好きな路線を敷く感覚はどこへやら、この日本拡張はガチなゲーマー向けゲームとなっております。

 そんなわけでこの『チケット・トゥ・ライド拡張:日本マップ』はかなりおすすめです。なお、こっそりイタリア拡張も裏面にあるのですが、未プレイ。パッケージでもおまけ扱いなのがイタリアの関係者を悲しませたと聞いております。