中山一也

「映画『IZO』が見に行きたいのぅ」などと広島弁で考えながら、だらだらしていたら、たまたま読んでいた『紙のプロレス』に、主演の中山一也についての情報が載っていました。で、これがまたすげぇ人物でした。
 伝説1:映画『真夜中のボクサー』の主演を降ろされたので、高橋三千綱の太股をナイフで刺した。理由は、「殴ったら殺しちゃうから」。
 伝説2:倉本聡の『北の国から』に感動したので富良野まで本人を訪ねていき、“気合いを見せるために”切腹してから面会した。腹から血を流しながら。しかも、持参したおみやげは北海道人に対して鮭。
 伝説3:映画界が腐っていることを嘆き、銀座の松竹のビルに車で突っ込んだ。人を怪我させないようにクラクションを鳴らして人がいなくなったのを確認してから、受付の前できちんと車を停めた。
 すげぇ! すげぇ! 三度すげぇ! ともかく本気! 人間、このくらい本気じゃないと駄目! 何が駄目かわかんないけど、こうじゃないと駄目! 人類は皆、中山一也になるべき! でも、本当にそうなったら五分で人類滅亡。