コロナ不戦日記

 まぁコロナで世間がえらいことになっているわけですが、個人としての生活は元々が引きこもりなんで変わりなく、この先に世界規模で経済的な影響が起きたら困るなぁ、と不安に思っている程度。できることといったら個人が病気にかからぬよう用心することくらいで、なにより重要な自らの顔面を手で触らないことは励行していたりはするわけです。

 ブログを長いこと書かなかったことに理由はなく、それでもいま日記的なものを書いているのは、内面に変化が少しばかりあったからで、それは戦中に戦争的なものを忌避していた人々の気持ちがわかったような気になったということだったりします。

 コロナにおいては海外首脳がよく戦争に例えているわけで、まぁ政府が主導で国民が一致して目標に向かって動かねばならぬという意味で事実そうなのでしょうが、そういうふうに世間の風潮が向かってしまうと、生来の人嫌いが頭をもたげてくるものなのでしょう。戦争的なものを忌避するというのは、実のところ反戦行為を忌避することも含むわけで、現状でいうならば、普段政治的な話をしない人が「財政出動が不十分だ」とか「政府が強権をきちんとふるうべきだ」などと言い始めることからも遠ざかりたい気分になっているのです。

 目の前の困難を見ないことにしたいという正常性バイアスなるものが働いていることもわかっていますが、わざわざイベントを開いたり参加したり用もないのに人混みに外出したりする気ははなからないわけで、危機感はあるにはあるのですが、どうもなんというか“その気にならない”。

 怖がりたくないし、強く出たくもない、ましてやコロナ大喜利にも乗りたくない。勝ちたくないし、負けたくもない。死にたくないけど生きたくもない。

 まぁ、そんな最近です。

『チケット・トゥ・ライド拡張:日本マップ』をプレイ

 『チケット・トゥ・ライド拡張:日本マップ』をプレイしましたよ!

チケット・トゥ・ライド拡張:日本/イタリアマップ 多言語版

チケット・トゥ・ライド拡張:日本/イタリアマップ 多言語版

  • 発売日: 2020/02/28
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 しかし、すごい箱絵です。昭和感を出しつつ、新幹線は新しいという。

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日本は細長いと嫌でもしらされる。

 本作は『チケット・トゥ・ライド』の拡張版ということで、本家ゲームがないと遊べませんが、日本人なら拡張ごと買うべきだろう、というわけで、これから買おうと考えている人向けに、プレイした感触を書いていきます。

 鉄道線路を敷いていき、課題カードに書いてある路線を成立させれば点数になるというシンプルなシステムなのですが、悩ましくも面白いのが課題カードを後から引いてもいいこと。ある程度線路を敷いてから、「すでにある路線を引きますよーに!」と祈りながら課題カードを引く光景がそこかしこで見られます。

 とはいえ、運ゲーなのもそこまで。一度敷いた路線に他人が乗り入れることは不可能なため、短時間でローカル線を抑えて都市間を迂回路で繋ぐか、逆に長い路線を敷いた方が良いのかはプレイヤー間の駆け引き。どの都市、どの路線を狙っているのかを集めているカードの色で見分ける必要があります。

 と、ここまでは基本セットでも同じ。この日本拡張で特徴的なのは、新幹線があること!

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新幹線だけ色分けがされているミニチュア。

 新幹線は「都市間の接続をチェックするとき誰でも自分の路線として使っていい」という夢の路線。新幹線を敷くと、もちろん他人に利することになってしまうのですが、通常の得点とは別に「新幹線貢献ポイント」に相当する別枠の点数があり、しかも、それは順位点。なんと貢献度が下位だと総合点数がマイナスになるのです! 在来線と新幹線の作成バランスを他のプレイヤーの動きに応じて変えなければいけません。これが実に基本システムと違う面白さを生み出しています。

 さらに基本システムと異なるのは、ゲーム終了の早さ。かなり短期間であっという間にゲームが終了します。基本となるのんびり好きな路線を敷く感覚はどこへやら、この日本拡張はガチなゲーマー向けゲームとなっております。

 そんなわけでこの『チケット・トゥ・ライド拡張:日本マップ』はかなりおすすめです。なお、こっそりイタリア拡張も裏面にあるのですが、未プレイ。パッケージでもおまけ扱いなのがイタリアの関係者を悲しませたと聞いております。

『アズール サマーパビリオン』をプレイ!

 言わずと知れた傑作である『アズール』の第三段である『アズール サマーパビリオン』をプレイする機会に恵まれました。

 『アズール』はドラフトして並べるタイルが立体物なのが特徴で、三作目である『サマーパビリオン』では菱形になりました。これを花模様に並べるわけです。美しい。

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キレイというだけで良ゲー感がある

 『アズール』一作目は他人を妨害することに重きが置かれており、相手にズドンと大きなマイナス点数を押し付けることが主体でしたが、本作では妨害が直接的なものではなくなり、どちらかといえば加点で競っていく方式になりました。そうなったのは余ったタイルを四枚まで次ターンに向けてキープできるようになったことと、各ターンに一色がワイルドカード扱いになり、どの色としても使えるようになったことが大きな理由です。最終ターンでは一点差を競うレースになりますよ!

 好みはいろいろあるでしょうが、個人的には一作目よりは三作目の方が良いゲームだと感じています。一作目でも傑作だったのに、さらに上を行くとは恐るべし。

 一作目を気に入った方なら必携の一作です。

2020年あけましておめでとうございます

 皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 さて、ますます混沌とする昨今の出版業界情勢でして、なんにも予測なり対策なりできないところではありますが、当たって砕けろ精神で頑張ってまいります。今後ともよろしく……。

2019総括

毎度のように年末がやってきてその年の総括を迫られるというわけで、今年はなんだったかというと、あまり動きのない年だったのは確かで、平坦というか、あまりに何事もなく過ぎてしまったというのが正直なところ。
ということは、何かに欠けていたのは疑いなく、それが何なのか考えているうちに後半が過ぎ去ってしまった感があります。
で、それが結局、何だったのかといえば、「“推し”がなかった」ことに尽きるとようやく結論できました。二次元を渇望する心というか、物語に没入する活力が足らんのだということです。作品を見ても「これだ!」という感覚はあまり得られなかった。それは作品でなく自分にも問題があるだろうということです。
何かにハマって「これは素晴らしい」と熱狂できること。その対象を探すことこそを来年の目標にしなければなりません。何かを渇望しよう。
それでは皆様、よいお年を。

『ブルームサービス』をプレイ!

 

ブルームサービス 日本語版

ブルームサービス 日本語版

 

  この作品は、ホウキに乗って薬品を届ける魔女を操りポイントを競うゲーム。『魔女の宅急便』じゃん! と思ったあなたは正しい……のだけれど、イラストは安定の老婆。もうちょっとなんとかならなかったのか? という日本人の思いを踏みにじるドイツゲー。まぁご家庭でのプレイが前提なら可愛くなくても仕方ない。

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イラストはなんというか独特

 とはいえ、ゲーム内容は素晴らしいの一言。基本的にプレイヤーが全員同時に行動すると考えればよく、上記カードを複数枚選択、最初に公開権のあるプレイヤーから行動開示、それと同時に「勇敢」か「臆病」かを宣言します。臆病だと無条件に行動成功、勇敢だと同じカードを選択していたプレイヤーがいれば、行動権を奪われてしまいます。要するにバッテイングを予想しているなら「臆病」、そうでないなら行動を短縮できる「勇敢」を選んでいくという博打ゲー。博打大好きな人は素直に盛り上がれます。

 ポイントになるのは、バッティングしたら“行動しなければいけない”というところ。「移動してから、薬を届けて、移動して……」という予定を立てているところに、移動前に薬を届けるカードをバッティングされてしまうと行動が無駄になります! 意外にも読み合いが熱いゲームです。

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ボード右上は移動しにくいかわりにポイントが高い

 バッティングしそうにないカードを選ぶことと、バッティングしそうなカードはなるべく最初の行動で、という方針でプレイするのがよさげ。移動可能な魔女コマは各自ふたつ所有しているため、詰まないように移動していくのもポイントです。

 さらに終盤までに右上に移動しておくのが勝利の鍵。逆に目指しているプレイヤーが到達しないようにバッティングさせるのも秘訣になるでしょう。

 このように読み合いと博打が熱い『ブルームサービス』。実におすすめのゲームです。

ゲーム『イシュタル:バビロンの庭園』

 ホビージャパン様でゲームをプレイしてきた!

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発売前のものまでズラリ

 今回紹介するのは、新作『イシュタル:バビロンの庭園』。下記リンクからみんなもテストプレイできるので是非。

hobbyjapan.co.jp

 

 ゲームは陣取りにワーカープレイスメントの要素が入り、互いに緩やかに邪魔しつつポイントを競うもの。「緩やかに」というのがミソで、相手のボードを配置しづらくする以外には相手のことを妨害できないのだ。必然、ポイント効率を求めることが勝ち筋になる一方、妨害で損した数点が致命傷にもなる。

 三種類ある庭園ボードを繋げて配置していき、そこに花畑や樹木を植えることによって得点をあげていく。庭師がいないとポイントにならないところがなんともニクい。

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開始時の配置。宝石をゲットして通貨として使うのだ。

ボードはランダム性が高く、得点の方法も豊富。おそらく一回の手番で何得点できるかを考えつつプレイするのが勝利への近道なのだけれど、ランダム性のおかげで、似たような局面になることは皆無といっていいので、メンバーを固定して何度もプレイすることで上達と攻略が楽しめるゲームです。

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最終局面。庭園はルールで複数の泉(建物)に接触できない! そこに妨害の余地が。

 発売はもうすぐ。みんなもゲットしよう。